AJFの活動

アフリカンキッズクラブ
親子でアフリカの文化を楽しもう〜マリ共和国編〜

アフリカンキッズクラブは、在日アフリカンファミリーやアフリカの文化に興味のある子どもたちの交流をはかるイベントを企画し、運営しています。会員制ではありません。どなたでも参加可能です。

3月1日(土曜日)、広尾にあるJICA地球広場にて、アフリカンキッズクラブ「親子でアフリカの文化を楽しもう〜マリ共和国編〜」が開催されました。今回は、西アフリカの文化を紹介するNGO「FAN3-ファンサバ-」との共催です。

参加者は親子14組と、前回同様、大にぎわいとなりました。外は良いお天気。 12時にスタッフが集まり準備を始めました。今回は体育館のような大きな講堂。盛り上がりそうだなとワクワクしながら、スタッフ一同お母さんと子供たちを待ちます。12時半を回ったころから、早速数組の親子が来てくれました。その後、続々と皆さんが到着され、あっという間に広い講堂は子供たちのはしゃぎ声と、走り回る音でいっぱいになりました。お友達に会えたうれしさと、体育館のような開放的な空間に子供たちは、 早速エネルギー全開です。

お母さんも子供たちもスタッフも、みんなで持ってきたアフリカの衣裳を身に着けて、いよいよ始まりです。13時を少しすぎて、ジェンベの軽快なリズムと子供たちの笑い声の中スタートしました。まずはみんなで自己紹介。お互いを知ってから、最初はFAN3−ファンサバ−スタッフさんによる絵本の読み聞かせです。ジェンベの音とともに語られるアフリカのお話。その迫力と躍動感に子供たちは目を輝かせ、聞き入っていました。みんなアフリカのお話に興味津々でした。

つづいて、みんなでジェンベとマラカスの体験です。子供たちの目がひときわ輝きました。マラカス隊とジェンベ隊にチーム分け。さあ、マラカス隊とジェンベ隊、みんなで息を合わせて演奏です。ジェンベをたたいて、マラカスをシャンシャン。お母さんも子供もみんなリズムを合わせるのに必死です。即興チームにも関わらず、見事なチームワークで息の合った愉快な演奏でした。

次は、FAN3代表土屋さんのアフリカ・マリ共和国についてのお話です。「マリは日本の3倍あるんだよ」というお話に子供たちはびっくりした様子。マリの子供たちの写真や風景の写真をふんだんに用いた土屋さんのお話は、マリの実際に生活がイメージできるとても興味深いお話でした。行ってないのにアフリカ・マリの文化を味わったお得な気分です。
「アフリカの子供たちは好き嫌いなく何でも食べるんだよ」という土屋さんのお話に、私も自分の生活を振り、反省。価値観や文化の違いを知ることは大事なことだと改めて実感させられました。

休憩のあと、いよいよジェンベとダンスです!足ジャンケンでジェンベ隊を決めます。子どもたち、足ジャンケンに大喜び、大盛り上がりでした。お母さんも一緒に、勝ち残るために必死に足を使ってグーチョキパー。ジェンベ隊とダンス隊が決まり、いよいよ本番!ジェンベ隊が奏でるリズムに合わせて、ダンス隊は輪になって土屋さんの見事な先導でアフリカンダンスを踊ります。お母さん、お父さん、子供たち、みんな体をいっぱい使って踊っていました。うまくリズムに乗れなくても気にしない、楽しんで踊るんだ、それでこそアフリカンダンス!と言わんばかりにみんなとても楽しそう。輪になったままで、つづいてはみんなの自由につくったダンスに合わせて踊ります。オリジナリティーあふれたダンスがたくさん生まれました。くるくる回ったり、両足でジャンプしたり、みんな思い思いのダンスを踊って本当に楽しそうでした。まさにダンスマラソン。みんなに順番が回ってくるまでダンスは続き、みんな苦しいながらも最後まで笑顔で踊っていました。終わった後、子供たちは汗びっしょり。それでも子供たちは広い講堂を駆け回ります。
子供たちは最後に「楽しかった!」「ダンスが楽しかった!」「たいこをたたいて手が痛い」と、感想を言いました。 みんな頑張ったので、最後にお菓子をもらって食べました。盛り上がり冷めやらぬ中、16時前に終了しました。 次回のアフリカンキッズクラブは、5月〜6月あたりを予定しています。
(アフリカンキッズクラブ・インターン、山田尚美)

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