AJFの活動

食料安全保障研究会公開セミナー
『アフリカにおけるバイオ燃料問題』

アフリカではバイオ燃料の推進はエネルギーの安全保障と貧困問題解決の機会として、政府が進んでバイオ燃料事業に乗り出しています。今後、未だ問題の多いバイオ燃料が普及していく可能性は高くなっています。

しかし、すでにアフリカの国々でさまざまな歪みが生じてきています。利益を得るのは企業と協定を結ぶことのできる大規模な農場主やエリートに限られていて、小農民は大規模な農地開発のために、立ち退きを迫られてます。さらにすでに食料問題で悩んでいるアフリカ諸国で、食料となるものをバイオ燃料として輸出することは更なる食料問題を招き、食料の値段高騰にもつながり、貧困はさらに広まっていくでしょう。アグロ燃料製品生産と食料生産との競合がすでに始まっています。それだけでなく、アフリカの貴重な生物多様性も農地拡大のために危険にさらされているのです。

まだ、アフリカにおいてバイオ燃料への関心は薄いですが、理解を深めるために、バイオ燃料と食料安全保障問題について詳しい佐久間智子さんにバイオ燃料ブーム全般についての解説、バイオ燃料ブームによる欧米からの主食輸出の減少、アフリカにおけるバイオ燃料原料の輸出向け生産の拡大の可能性などをふまえてのお話しをいただきます。

※現在、翻訳中の資料で大規模単一作物栽培を必要とするバイオ燃料が「アグロ燃料」と呼ばれていることを参考にしました。

講師:佐久間 智子さん
    女子栄養大学非常勤講師、明治学院大学平和研究所研究員
日時:2007年12月5日(水)18:30-21:00
会場:環境パートナーシップオフィス EPO会議室
   東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F
行き方:
東京メトロ表参道駅B2口から5分、渋谷駅東口から7分 東京ウイメンズプラザの入っているビルの地下2階です。※国連大学1Fの地球環境パートナーシッププラザ(GEIC)と間違えないようご注意ください。
地 図:http://www.geic.or.jp/geic/intro/access.html
資料代:会員・500円 非会員・700円
問い合わせ:AJF事務局 担当:斉藤・松村
     電話 03-3834-6902
     e-mail:info@ajf.gr.jp
参加申込:このメールの最後にある参加確認票をAJF事務局へ送って下さい。

■参加確認票
=================================
12月5日公開セミナー参加確認票<info@ajf.gr.jpまで>
---------------------------------
○お名前
○ご所属
○ご連絡先(メール・携帯)
○コメント
 
=================================

報告

▲このページのTOPへ