AJFの活動

在日アフリカ人コミュニティとHIV/AIDSプロジェクト
アフリカ本国のHIV/AIDS治療・ケアの情報提供を行っています。


日本には、約2〜3万人のアフリカの人々が住んでいます。当会では、2004年から、日本に在住するアフリカ出身者(2〜3万人)のコミュニティとの連携を事業の柱として位置づけており、在日アフリカ人コミュニティに対するHIV/AIDS啓発や、本国におけるHIV/AIDS治療・ケア・サポート状況の調査、情報提供などを実施してきました。

当会は、現在、在日アフリカ人とHIV/AIDSに関して、以下のような活動を展開しています。

  1. 在日アフリカ人HIV陽性者の帰国支援・リファレンス体制作り
    当会は、上記の情報・ネットワークを活用して、日本でHIV感染が判明し、祖国に帰らなければならない方々の帰国支援や、現地の病院・ケアサポート団体等への紹介などについて、サポートをすることができます。現在、アフリカ諸国でもHIV治療やケアの体制は整ってきており、当会で帰国支援をしたケースでも、帰国先でARVアクセスに成功した事例は複数あります。

  2. 本国における治療状況およびHIV陽性者組織やケア・サポートNGOに関する調査・情報提供
    当会は、2001年からアフリカにおけるHIV/AIDS問題に取り組み、とくに現地のHIV陽性者組織やケア・サポートを担うNGOとのネットワークを持っています。当会はこのネットワークを活用し、2004年より、東部アフリカ(ケニア・タンザニア・ウガンダ)、西部アフリカ(ナイジェリア・ガーナ)、南部アフリカ(南アフリカ共和国)における治療・ケアサポートに関する調査を行い、報告書にまとめました。こうした実績およびネットワークを活用し、アフリカ各国におけるHIV治療の状況やケア・サポートNGOの活動状況等について、ニーズに応じて調査し、提供することができます。
    • 東部アフリカのHIV/AIDS治療状況に関するリソース・ブック:ダウンロードはここから
      ※2004年度版です。その後2年間で治療状況はかなり進んでおり、本リソース・ブックの情報は若干古くなっています。
    • 西部アフリカ(ナイジェリア・ガーナ)の治療状況に関するリソース・ブック:ダウンロードはここから
      ※2005年度版です。その後2年間で治療状況はかなり進んでおり、本リソース・ブックの情報は若干古くなっています。
    • アフリカ6カ国(ケニア・ウガンダ・タンザニア・ナイジェリア・ガーナ・南アフリカ)の治療状況に関するリソース・ブック:ダウンロードはここから
      ※2006年度版です。その後治療状況はかなり進んでおり、本リソース・ブックの情報は若干古くなっています。

  3. 英語でのHIV/AIDSに関する予防情報と日本での検査・相談に関する情報提供
    当会は2004年、(財)エイズ予防財団の助成をいただき、在日アフリカ人向けの英語・フランス語版のHIV/AIDS予防情報パンフレット「Listening to Their Conversation」を作成しました。このパンフレットには、HIV/AIDSに関する予防情報や日本でHIV検査・相談を受けたい場合のリソースの紹介などが載っています。ぜひご覧ください。
    • 予防情報パンフレット「Listening to Their Conversation」はここから

アフリカにおけるHIV治療やケア・サポートの活動は、困難な部分も多いですが、当会としては、ぜひとも医療関係者のみなさま、NGOのみなさまとともに、問題に取り組んでいきたいと考えております。よろしければ、必要に応じて、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。連絡先は以下の通りです。

連絡・お問い合わせ先

(特活)アフリカ日本協議会 (担当:稲場雅紀)
住所:東京都台東区東上野1-20-6丸幸ビル2F
電話:03-3834-6902、FAX:03-3834-6903
E-mail:info@ajf.gr.jp

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