アフリカ熱帯林の現状と日本との関係

中国、象牙ストックの処分へ


mongabay.comの記事を、AJFが翻訳・紹介するものです。
引用する際には、原文にあたってください。
China to destroy ivory stockpile

中国、象牙ストックの処分へ


mongabay.com 2014年01月03日

中国政府は来週、密輸された象牙のストックや押収されたその他の野生生物製品を広州で公開式典を行って処分すると、Wildlife Conservation Society(WCS)が報じた。処分される象牙の重量は直ちに明らかにはならなかった。

象牙処分は、米国政府が6トンの違法象牙を処分してから2ヶ月も経過しない1月6日に取り行われる。中国の主要紙、Southern Weeklyに掲載された記事が広まり、何百万もの中国人の間で象牙取引の影響についての認識が高まってから6週間後、象牙処分は告知された。

中国は世界最大の象牙消費国であり、中流階級の成長により、その需要は近年急増している。WCSは、平均して1日あたり96頭のゾウが象牙取引のために殺害されており、いくつかの国ではゾウを絶滅の危機に追い込んでいると推測する。

中国政府は、象牙彫師の研修センターの運営や、象牙販売資格の発行をすることから、象牙取引において主要な役割を担っている。National Geographicが昨年出版した調査報告書によると、多くの中国製象牙は宗教的な装飾品になるという。



独立行政法人環境再生保全機構より平成24年度地球環境基金助成金を受けて実施した「アフリカの熱帯林の環境保全と日本をつなぐ生物多様性保全の教育・普及活動」のフォローアップの一環としてこのページを作成し、公開しています。

▲このページのTOPへ