アフリカ熱帯林の現状と日本との関係

ベトナム、25トンの象牙ストック処分を迫られる


Annamiticusに掲載された論文を、AJFが翻訳・紹介するものです。
引用する際には、原文にあたってください。
Vietnam Urged to Destroy 25-Ton Ivory Stockpile

ベトナム、25トンの象牙ストック処分を迫られる


2014年1月29日

現地NGO、Education for Nature-Vietnam(EBV)が、国が保管する25トンの押収象牙の処分を求める声明を出した。

ENV副代表のNguyen Phuong Dung氏は、ベトナムがガボン、ケニア、フィリピン、合衆国、そして中国本土が示した例に倣うことを望んでいる、と言う。香港は最近フランスに倣い、28トンの象牙ストックを焼却処分した。

「私たちは象牙の焼却処分を全面的に支持します。そうすることで、世界中の象牙取引に対して強いメッセージを送ることが出来ます。もし象牙がオークションにかけられる、つまり違法取引が合法化されたとしたら、象牙市場への供給はとまらず、当局は法的に許容される象牙製品と違法なものとを区別するために多くの困難に直面することになるでしょう。」

ベトナムで最初の野生生物保全NGOであるENVは、彼らの声明がベトナムの20以上の主要紙に掲載されたと報告している。

一方、今週西アフリカの国トーゴで1.7トンの象牙が押収され、この事件への関与で逮捕された3名のうちの一人がベトナム国民であった。この不正な貨物はベトナム行きであった。

2013年12月には、ホーチミン市裁判所が、ベトナムへの2.4トンの象牙密輸に関与したとして、貿易会社の社長と副社長に3年の禁固刑を宣告した。



独立行政法人環境再生保全機構より平成24年度地球環境基金助成金を受けて実施した「アフリカの熱帯林の環境保全と日本をつなぐ生物多様性保全の教育・普及活動」のフォローアップの一環としてこのページを作成し、公開しています。

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