アフリカ熱帯林の現状と日本との関係

タイの空港で2500万円以上相当の象牙が押収さる


テレビニュージーランド(TVNZ)のニュースを、AJFが翻訳・紹介するものです。
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タイの空港で2500万円以上相当の象牙が押収さる


テレビニュージーランド(TVNZ)
July 28, 2014

ニュージーランドが象牙取引に対し厳しく対処し始めている最中、タイの税関職員がバンコク国際空港で2500万円以上相当の象牙を押収した。

当局の発表では、カンボジアへ向かう中継地としてタイに入国した二人の容疑者は18本の象牙と586個の象牙製品(合計60kg)を密輸した罪で逮捕された。

二人の容疑者は、ベトナムのパスポートを持つロン・チェン・フォン(Luong Tien Phong )と中国国籍のチェン・チュゥ(Chen Zhiyu)と特定された。彼らは、コートジボワールのアビジャンから飛行機に乗り、エチオピアで乗り換えてバンコクへ到着した。

当局の発表では、象牙と象牙製品を携行した彼らは、最終目的地であるカンボジアのシェムリアップに到着することなく逮捕された。この禁制品密輸によって、最高で禁固4年、罰金13万円が科される可能性がある。

他方、ニュージーランド外務・防衛・交易品選定委員会は、7月26日土曜日、ニュージランドにおける象牙取引を完全に禁止することを求める請願を支持することを発表した。

オークランドの教師、ヴァージニア・ウォルフさんが開始した請願は、諸外国にニュージーランドが象牙取引に対し断固反対しているという意思を示すために、政府が世界に向かって態度を表明し押収し保管している象牙を破砕処分することを求めている。

「象牙を破砕することによって、象牙は無価値なものであるとみなされるべきことおよび象牙を所有することは恥ずべきことと警鐘を鳴らす。」と、ウォルフさんはONE's Breakfast.(みんなの朝食)の番組内で語った。

ヘレン・クラーク前首相も象牙取引に関するツイートを何度も投稿し、政府がウォルフさんの請願を支持することを「いいニュース」だとしている。


独立行政法人環境再生保全機構より平成24年度地球環境基金助成金を受けて実施した「アフリカの熱帯林の環境保全と日本をつなぐ生物多様性保全の教育・普及活動」のフォローアップの一環としてこのページを作成し、公開しています。

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