コンゴの象牙の厳重な取り締まり
newswiseの記事Congo Ivory Crack Downを、AJFが翻訳・紹介するものです。
引用する際には、原文にあたってください。
Congo Ivory Crack Down
コンゴの象牙の厳重な取り締まり
newswise 2015年2月24日
Wildlife Conservation Society(WCS)のプレスリリースから
Newswise - ブラザビル(2015年2月24日) - 今週、コンゴ共和国のMinistry of Forestry Economy and Sustainable Development(MEFDD : 森林経済と持続可能な開発省)はブラザビルの主要な貯蔵所に保持している象牙の完全な在庫調査を実施し、コンゴ共和国全国土の象牙の管理状況の詳細な再検証を開始した。そのプロセスはHenri Djombo大臣閣下本人によって観閲された。
国家の象牙対策の中心人物であるNgoulou氏に率いられた、全国からの諸分野に関わるMEFDD職員チームは、Stop Ivory とWCSから資金と技術の支援を受けて、象牙在庫調査を今週実施した。その他の参加者は、African Parks NetworkとWWF、PALF プログラムからの代表者達が含まれていた。
「この象牙在庫調査は密猟と野生生物の違法取引に対し国家が毅然と対処するという意思を示しています」と野生生物保全と保護区に関わる所長であるRoger Mbete氏は述べている。 「これは私たちの国家象牙行動計画(National Ivory Action Plan)の実施における重要なステップであり、私達は、2月28日の報告期日までに、私達の国の在庫量をCITES(ワシントン条約)に報告するつもりです。」
2015年4月にコンゴ共和国はアフリカの動植物の違法取引に関する国際会議の開催国を務める。WCSコンゴ共和国支部のディレクターであるMark Gately氏は「この試みはコンゴ共和国政府が野生生物の違法取引に対処する積極的な対策の模範を示すことになるでしょう。そしてWCSはこれらの取り組みを支援することに現在も尽力しつづけています。」と述べた。
Stop Ivory のCEOであるAlexander Rhodes氏は、「私たちは、Elephant Protection Initiative(ゾウ保護イニシアチブ)を支持して、支援する国々へ資金・技術などの援助を提供する私たちのミッションをコンゴ共和国政府と一緒に行うことを喜ばしく思っています。」と述べた。Elephant Protection Initiativeはゾウを守り、象牙の違法取引を阻止するために2014年2月のロンドン会議で提案された、アフリカ主導の、パートナーシップに基づき結果を重視するイニシアチブである。
独立行政法人環境再生保全機構より平成24年度地球環境基金助成金を受けて実施した「アフリカの熱帯林の環境保全と日本をつなぐ生物多様性保全の教育・普及活動」のフォローアップの一環としてこのページを作成し、公開しています。