アフリカ熱帯林の現状と日本との関係

中国はタンザニアの密猟対策の協力のために50台の自動車を寄付する


ShanghaiDaily.com「China donates 50 vehicles to Tanzania to support anti-poaching efforts 」を、AJFが翻訳・紹介するものです。

中国はタンザニアの密猟対策の協力のために50台の自動車を寄付する


2015年7月20日 新華社  

日曜日、中国政府は東アフリカの国家の国立公園と保護区のパトロールのために、1300万米ドルに値する50台の特別車輌をタンザニアの密猟対策部隊に寄付した。

在タンザニア中国大使のLu Youqing氏は、商業の中心都市ダルエスサラームで自然資源観光省のLazaro Nyalandu大臣に自動車を手渡した。

「私たちは私たちの国立公園と保護区における密猟対策を推進するために極めて重要な、中国政府からの支援に感謝します。」とNyalandu氏は15台のダブルキャビン型乗用車、30台の四駆自動車、5台の部隊長のための乗用車を受け取って間もなく述べた。

中国政府はさらに100着の野外活動用のジャケット、130帖のテント、50個のパトロール隊に必要となる小型発電機と50台の小型無線機を寄付した。  

Nyalandu氏は自動車とその他の装備は国内各地の国立公園および保護区に届けられることになっていると述べた。

大臣は、密猟者の侵入が疑われる地域において介入するための緊急応答チームに合図を与えるGPSのような最新科学技術の設備が車に搭載されていると言った。

「私たちは私たちの資源を守るべきです、そして指導者たちが選挙区で普通選挙のための準備をするのに忙しいこの選挙期間を密猟者たちに利用させないようにするべきです」とNyalandu氏は言った。タンザニアの普通選挙は10月25日に行われる予定だ。

中国の支援は、中国の代表団が2国間の協力関係を増強し、野生生物を含む自然資源の管理に関する情報を共有する目的で、タンザニアを訪問した期間の後に届いた。

Lu氏は、タンザニアは野生生物の保全と密猟対策に対する支援を必要としていると述べた。  

中国の使節は、過去3年間に、中国はタンザニアの野生生物保全のために3千万米ドルにのぼる支援を拡大してきたと言った。

6月にタンザニア政府は全国的な上空からの調査から推定されたゾウの個体数を発表し、それは2009年から60パーセントあまりも減少していることを示した。

2009年に東アフリカの国で行われた個体数調査で109,051頭のゾウがいたことに比較して、2014年のゾウの個体数調査はタンザニアのゾウは43,521頭に減少したことを示している。


独立行政法人環境再生保全機構より平成24年度地球環境基金助成金を受けて実施した「アフリカの熱帯林の環境保全と日本をつなぐ生物多様性保全の教育・普及活動」のフォローアップの一環としてこのページを作成し、公開しています。

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