アフリカ熱帯林の現状と日本との関係

ガボンで04年以来殺されたゾウは1万頭以上、絶滅の危機に直面



ガボン国立公園局と世界自然保護基金(WWF)、ワイルドライフ・コンサベーション・ソサエティ(WCS)の共同調査によると、2004年から現在までにガボンのミンケベ国立公園とその周辺で殺されたゾウは1万1000頭にのぼる。ガボン北部はアフリカで最も多くゾウが生息する森だったが、1万1000頭という数字はこの地域のゾウの生息数の44〜77%を占めるという。

こうした状況はガボンだけではない。同じくアフリカ中部のコンゴ民主共和国では現在7000〜1万頭のゾウが生息していると推測されるが、この数は20年前の10%以下だ。

中央アフリカ共和国にいたっては、80年代半ばの8万頭から、いまや数千頭にまでゾウの生息数は激減した。

WWFの担当者は「アフリカ中部では、光の速さ並みのスピードでゾウが殺され続けている。ガボン、カメルーン、チャドの各国政府は、ゾウを密猟から守ろうとレンジャーや軍隊を投入したが、十分ではない。国際社会が介入し、この犯罪ネットワークを暴くべきだ」と語る。(2月6日)

−開発メディア ganasより

→上記の内容に関する参照URL(英語)は こちら

                             
独立行政法人環境再生保全機構より平成24年度地球環境基金助成金を受けて実施する「アフリカの熱帯林の環境保全と日本をつなぐ生物多様性保全の教育・普及活動」の一環として、このページを作成・公開しています。

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